kintoneからSalesforceへの移行で生じた「データ整形」の課題を、ノーコードで解決 〜株式会社プレステージプランニング様インタビュー〜

kintoneからSalesforceへの移行で生じた「データ整形」の課題を、ノーコードで解決 〜株式会社プレステージプランニング様インタビュー〜

建設業を営む株式会社プレステージプランニング様は、基幹システムをkintoneからSalesforceへ移行するプロジェクトの途中で、「会計連携のデータを整形する処理」が開発スコープから漏れていたことが発覚しました。Salesforce内での整形処理の再構築はコストが見合わず、ETLツール「Passwork」を採用。Salesforce側で生成した会計の元データをkintoneへ書き戻す連携を、ローコスト・短納期で実現しました。決め手となったコストとスケジュール、会計データに求められる正確さ、そして「ツールの枠を超えたサポート」について、現場のご担当者にお話を伺いました。

宮本達也(みやもと たつや)
株式会社プレステージプランニング グループリーダー

2016年に新卒で株式会社プレステージプランニングへ入社。
営業職を経て経営企画部門にて業務改善やシステム導入に従事。その後、人材業界で企画職を経験し、2023年に復職。現在はデジタル推進室に所属し、全社のDX推進、業務改革、データ活用基盤の整備など、各種プロジェクトを推進。
早川雄治(はやかわ ゆうじ)
株式会社プレステージプランニング

前職の不動産会社でキャリアをスタートし、一貫して経理実務に従事してきた。2016年に株式会社プレステージプランニングへ入社後も、経理業務を通じてバックオフィスから組織を支えてきた。現在はデジタル推進室へ異動し、これまでの業務知識を活かしながら、Salesforceの導入をはじめとする社内システムの構築・IT化推進を担っている。
井内 駿佑(いうち しゅんすけ)
株式会社Prazto Senior Sales Manager


早稲田大学を卒業後、野村證券株式会社に入社。法人オーナー様や富裕層のお客様に対して株式・債券・保険等金融商品のコンサルティング営業に従事。2024年にPraztoにJoinし、セールス活動の全般を担当。これまでの経験を活かし、的確なパートナーセールスとインサイドセールスの戦略を立案し、実行までを一気通貫で実施。祖業である受託開発事業の販路多角化と、自社サービス「Passwork」のGTM戦略の立案・実行に大きく貢献している。

事業のIT化を進める企業にとって、基幹システムの移行は避けて通れないテーマです。しかし、長年使ってきたシステムには、表からは見えない「データの整形処理」が積み重なっていることが少なくありません。移行プロジェクトの途中でそれが顕在化したとき、現場はどう対処したのか ── 株式会社プレステージプランニング様の事例から、ETLツール「Passwork」が果たした役割を伺いました。
 
お話しいただいたのは、デジタル部門をご担当の早川 様宮本 様。聞き手は、株式会社Prazto Senior Sales Manager 井内が務めました。

01

スコープから漏れていた「データ整形処理」── 別ベンダー主導プロジェクトの序盤で発覚した課題

そもそも今回のkintoneからSalesforceへの移行は、別のベンダーが主導するプロジェクトとして進められていました。プレステージプランニング様が長年お使いだった環境も、もともとは他ベンダーが構築したものです。Praztoは、その案件の途中から、Passworkの提供と要件整理を担う形で参画しています。つまりこの事例は、ゼロから一社で組んだ連携ではなく、他社プロジェクトの中で生じた想定外の課題を、Passworkで補ったケースです。
 

井内:今回、もともとkintoneをお使いの環境からSalesforceへ移行されるなかで、Passworkをご利用いただいています。まずは、どのような課題があったのかをお聞かせいただけますか。
 
宮本:今回の課題は、kintoneからSalesforceへ移行するうえで、これまでkintoneの中でやっていた「会計連携のデータを整形する処理」を、Salesforce側でも同じように実現しなければいけなかった、という点です。
 
ところが、その整形処理が、開発スコープから漏れてしまっていたそれがプロジェクトの途中で発覚しました。それを受けて、Salesforceの中で構築するのか、それとも別の方法で実現するのか、という検討が始まりました。
 
そのなかでご紹介いただいたのが、御社のPassworkというツールでした。役割としては、Salesforce側で各オブジェクトに作られたデータを、会計データとして生成する処理を担っています。具体的には、そのデータをkintone側へ戻す連携を、Passworkで実現しようということになりました。

02

Salesforceでの再構築はコストが見合わない ── 「コスト」と「スケジュール」の二軸で選定

井内:想定外の対応が発生したなかで、Passworkをご選定いただいた決め手について、価格面・機能面の背景があればお聞かせください。
 
宮本最初はSalesforce内ですべて再構築する形も検討しました。ただ、コスト的に完全に見合わず、現実的ではないというのが、まず最初の検討段階での結論でした。
 
そこで別の方法を検討した際に、弊社が重視したポイントは二つあります。一つはコスト。低コストで実現できること。もう一つは構築期間(スケジュール)です。そもそも整形処理がプロジェクトから漏れていたことでスケジュールがかなり遅延していたので、これ以上スケジュールを伸ばさない形で実現できることが重要でした。
 
この「コスト」と「スケジュール」の二軸で検討したとき、御社の製品がその要件にかなうものでした。そこで導入に踏み切りました。

連携を開発で実現しようとすると、相応の予算と期間が必要になります。Passworkは、こうした連携をノーコードのパッケージソフトウェアとして提供することで、従来の開発に比べて大幅に安く、かつ短期間での立ち上げを可能にします。すでに遅延していたプロジェクトにとって、この「コスト」と「スピード」は、そのまま意思決定の決め手になりました。

03

間違いの許されない会計データ ── 正確さと「エラーの見つけやすさ」

井内:今回は財務会計という、ミスが許されず精緻さが求められる領域です。ノーコードのETLで、その正確さや複雑な連携をどの程度カバーできているか、ご実感をお聞かせください。
 
宮本おっしゃる通り、会計データなのでミスが許されない領域です。処理が正しく行われているかはもちろん重要ですが、それに加えて、エラーが起きたときに「どこで」「どういう原因で」起きているのかが、できるだけわかりやすい状態を保てているか、という点も合わせて重視しています。
 
その点でいうと、Passworkはエラーがあったときでも、すぐに原因とポイントが特定できる。リカバリーという意味での使いやすさは、強く感じている部分です。
 

「正しく動くこと」と同じくらい、「間違ったときにすぐ気づけること」が、会計のような領域では重要になります。Passworkは、フローのどのステップで・なぜ処理が止まったのかを把握しやすく設計されており、異常時の原因切り分けと復旧を現場の負担を抑えながら行えます。

04

ツールの提供にとどまらない ── 複数ベンダーの”橋渡し”とkintone側まで踏み込んだサポート

井内:今回は、ツールのご提供だけでなく、要件の精査・整理といったシステムベンダー的なアプローチも弊社で主導させていただきました。ツールの外側のサポートについて、お気づきの点があればお聞かせください。

宮本:Passworkというツールそのものの使いやすさは、もちろんあります。ただ、弊社がどちらかというと強く感じているのは、御社側のサポートの対応の質、そしてスピード感です。むしろ、その点に大きなやりやすさを感じています。
 
具体的には、ツール周りで不具合があったり、弊社側でわからない点があったりした際に、ツール内の設定はもちろん、今回でいうとkintone側のデータの不整合まで直接ご確認いただいたり、さらにkintoneの検証アプリの構築まで実施いただいたりしました。
 
そうした踏み込んだ領域まで対応いただけるのは、弊社が少数でデジタル周りの業務も行っていて、リソースが限られているなかでは非常に頼もく感じています。スピード感も含めて、本当に助かっています。

05

いまは機能の一部だけ ── freee会計連携や活用範囲の拡大へ

井内:現在はSalesforce → kintoneの連携でご活用いただいていますが、今後Passworkをどのように使っていきたい、というお考えはありますか。
 
早川:いま弊社のニーズに合わせて使っているPasswork の機能は、ごく一部だと感じています。現状は、kintoneとSalesforceをつなぐ、その一方向の連携に限定して使っている状況です。


 
でも、もっと有効に使える方法があると考えています。たとえば、Salesforceとfreee会計と直接つなげたり、今後kintoneを切り離して使ったりと、Passwork自体をさらに活用していきたいと考えています。

06

ITリテラシーを問わず使える ── 「丁寧に伴走してほしい企業」におすすめ

井内:どのような企業であれば、Passworkは適していると思われますか。費用・機能・サポートなど、切り口は問いません。
 
宮本:基本的には幅広い企業に適していると考えていますが ── 我々は業界としては建設業です。実務でやり取りするお客様や協力業者様も含めて、ITの素養がそれほど高くない方が多い業界だと感じています。
 
弊社はデジタル部門を設置していて、まだIT化が進んでいる方だと思いますが、そうでない、似たような会社様でも ── 1本目(最初)から包括的に、丁寧に対応いただけるので、高いリテラシーが求められず、広く活用いただけるのではないかと思います。

こんな企業におすすめ

・基幹システムの移行・刷新で、想定外のデータ連携・整形の課題に直面している企業
・専任のIT/データ人材を多くは抱えられず、少数のデジタル担当で業務を回している企業
・連携を内製・開発で組むにはコストとスケジュールが見合わない企業
・ツールだけでなく、要件整理から伴走してくれるパートナーを求めている企業

07

今後への期待 ── 内製化と、提案型のパートナーシップ

井内:最後に、今後のPasswork、そしてPraztoへのご期待やご要望があればお聞かせください。
 
早川:いまは弊社のニーズに合わせて、機能の一部を使っている状況です。今後、保守にも入っていただくなかで、kintoneへデータを飛ばす以外の部分でも、「こういう機能を、こういう役割で使えますよ」という提案を含めて期待しています。

Praztoのサポート

Praztoでは、お客様自身がフローを作成できる環境のご提供も行っています。まずはユースケースをこちらからご提案しながら、最終的にはお客様が十分に理解したうえで、自走(内製化)できる状態を目指して進めていきます。「ツールを売って終わり」ではなく、活用の幅を一緒に広げていくパートナーシップを、これからも続けてまいります。

プレステージプランニング様、貴重なお話をありがとうございました。

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