【Passwork Tips】Zoho CRMのデータをTableauに連携してSaaSのメトリクス分析を行う

2025.08.29

目次

    Zoho CRMのデータをTableauで分析したい。

    Zoho CRMは顧客管理・営業管理において著名なサービスで、営業活動を円滑に管理することが可能です。そのようなZohoデータのより進んだ活用方法として、今回はTableauでのZohoデータの可視化についてご紹介いたします。
     
    例として、SaaSのメトリクス分析を考えてみましょう。MRRやNRR、Churnなど計算式が複雑なメトリクスが複数存在し、MRRについてもNew(新規)/Expansion(拡大)/Contraction(縮小)/Churn(解約)などの詳細な分析が必要です。現在では複数のSaaSを展開することが一般的となったため、製品ごとの分析も円滑に行いたいという場合には、Tableauのようなより専門的なBIサービスによる分析がおすすめです。

    TableauにはZoho CRMへの標準コネクタは現状ありません。

    ですが、TableauでZoho CRMデータを分析しようとした場合に問題が発生します。TableauからZoho CRMへの標準コネクタが存在していないのです。CSVでの連携やスクラッチでのシステム構築、中間サーバーを構築しての連携はもちろん可能です。しかし、CSVでの連携では手動作業の手間と連携精度への懸念が生じてしまいます。また、スクラッチでのシステム構築や中間サーバーの構築となると、大掛かりな仕組みの構築が必要になってしまいます。そのため、やむを得ずTableauの利用を断念してしまっている会社も多いのではないでしょうか。

    Passworkを使って、Zoho CRMのデータを直接Tableauに連携する。

    では、どのように解決するかという話ですが、Passworkを使用すればZoho CRMのデータをそのままTableauに連携することが可能です。上の図がその構成図の概略ですが、中間サーバーやDWHなどの大掛かりな仕組みを構築することなく、非常にシンプルな形で連携している点にご注目ください。
     
    Passworkがあれば、ZohoとTableauそれぞれへの標準コネクタが用意されているため、それだけで連携が完結します。実際のPassworkでの操作の様子を動画にまとめておりますので、ぜひご覧ください。

    Passworkの使いやすい操作感をご紹介いたします。

    まずは処理全体の説明になります。非常にシンプルで、Zohoから顧客一覧を取得し、それをそのままTableau Cloudに連携しています。中間サーバーやDWHを経由せずに、直接シンプルに連携していることにご注目ください。

    次がZoho取引先の取得設定画面です。こちらも非常に直感的に理解できるよう構成しています。Zohoのコネクタからオブジェクト一覧を取得し、選択候補として表示しています。そのため、ユーザーはここから選択するだけで設定が完了します。

    次がTableau Cloudへの連携設定の画面です。コネクタを選択することで、どのTableau組織への連携なのか、連携形式は新規なのか上書きなのか、どのデータをどのフォルダに連携するのかを決定していきます。
     
    Zoho取引先のどの項目情報を連携するのかも選択することが可能です。ここでよくある問題が、項目数が多すぎて選択が非常に困難になることです。この問題に対しても便利な機能を用意しており、「すべての列を追加する」ボタンを押すと、取引先のすべての項目情報が一括で追加されるようになっています。

    こちらがTableauへの連携結果です。指定した名称・属性情報で取引先データが連携されていることが確認できます。これほど簡単に連携できれば、手元の作業をTableauで実施したいと考えた際にも気軽に取り組むことができるでしょう。

    まとめ

    Zoho CRMのデータをTableauで分析したいという課題に対して、従来は標準コネクタが存在しないという大きな障壁がありました。CSV連携では手動作業の負荷と精度の問題が避けられず、スクラッチ開発や中間サーバー構築では大規模な投資が必要となってしまいます。
     
    しかし、Passworkを活用することで、この課題を非常にシンプルに解決できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。複雑なシステム構築を行うことなく、直感的な操作でZoho CRMからTableauへの直接連携が実現できます。特に、オブジェクトの選択から項目設定まで、すべてがGUIベースで完結する使いやすさは、技術的な専門知識がなくても安心して利用できる点が魅力です。
     
    SaaSビジネスにおいて重要なMRRやChurn分析などの高度な可視化を行いたい場合、データ連携の部分で躓いてしまっては本末転倒です。Passworkのようなデータ連携プラットフォームを活用することで、本来注力すべき分析業務にリソースを集中させることができるでしょう。Zoho CRMとTableauの連携でお悩みの方は、ぜひPassworkの導入をご検討ください。

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